子供の頃、家族や先生から「勉強して立派な大人になりなさい」とよく言われていました。
言葉はなくとも、そういった接し方をされることが日常でした。
それが当たり前のように繰り返されるたびに、漠然としたプレッシャーを感じていました。
大人たちが「立派な大人」になることを強調する理由は理解できなくはないけれど、
「勉強したら何故立派になれるのか?」
という疑問は常に心の中にありました。
しかし、その答えを明確に教えてくれる大人はいませんでした。
勉強だったりスポーツだったりを、しっかり取り組んでいることが良いことだとされていたので、疑問を持つことなく、ただ受け入れるしかなかったのです。
大人になった今でも、「立派な大人」とは何なのだろうと考えさせられます。
社会での成功や経済的な安定だけが「立派な大人」であるとは限りません。
自分の中で大切なものを見つけ、それに対して真剣に向き合い、自分らしく生きることが大切だと、思うばかりです。